シェアハウスに入居するにあたって、
必ず事前に理解しておかないといけないのは
自分がどんな生活水準を求めているかということです。
私が現在利用しているのはシンプルに、
とにかく安くあげたい!という同志が集まるシェアハウス。
それだけに共益費は最低限に抑え、
光熱費も協力し合って抑える努力をしています。
実は私、現在のシェアハウスに入居する前は
友人とルームシェアをしていたのです。
でもその友人とは金銭感覚が合わず、長くは続きませんでした。
一晩中エアコンをつけたり毎日お風呂を沸かしたり、なんて
私の生活ではあり得ないムダづかいでした。
が、友人にとってはそれが最低限の生活だったようです。
求める生活水準が違う者同士でのシェア生活・・・
正直に言ってツラい日々でした。
対して現在は台所の流しで温水を出すことすらはばかられる生活。
きっと例の友人なら苦痛でしょうが、私にはとても快適です。
シェアハウスの場合、立ち上げの際に決められたルールで
求める生活水準をすり合わせることができるのがいいですね。
私の住むシェアハウスは京都市内で大学が多いという土地柄か、
それとも町家という語感に惹かれるものがあるのか、
新たな同居人を募集した時にたまにやってくるのが
オシャレな生活を期待して内覧を希望する人。
もちろん、ルールを守って長期で住んでくれる人なら
年齢や職業はある程度関係なく大歓迎なのですが、
老朽化のあまり家全体が傾き、
床の一部を薄い板で補修しているような状況を目の当たりにするや否や
後日あちらから辞退の連絡が入る、というのが毎度のパターン。
募集するたびに毎回と言っていいほどある話です。
私は祖母の家が今のシェアハウスにとてもよく似ていますし、
元々寒暖差の激しい地域で育ったので抵抗はないのですが、
人によってはかなり過酷な環境だとは思います。
わざわざ足を運んでもらったのに夢をぶち壊してしまったようで
なぜだか申し訳なく思ってしまうのですが、
その反面、我らがシェアハウスの場合は
そこに住めるかどうかが一目でわかるような物件でよかった、
とも思えるのです。